中小企業はSNSより企業ブログに力を入れたほうがいい理由

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企業ブログというと、古典的で使い古された印象をうける方も多いと思います。
加えてSNSが浸透している昨今、巷では「企業もSNS活用を!」などという言葉を耳にする機会が増えました。
しかしこんな時代だからこそ、企業ブログ(※オウンドメディアとも言われる)をしっかり書く必要があります。
この記事では、企業ブログを書く必要性を、AIの台頭という背景も加えて解説したいと思います。

オウンドメディアとは?

いわゆるブログが個人の感想を日記のように綴るのに対して、オウンドメディアは企業や組織が専門的な情報を消費者に向けて発信するメディアです。例えば、商品の魅力や使い方、業界の最新情報などをわかりやすく提供します。企業ブログはオウンドメディアとほぼ同義と思っていただいて大丈夫です。

SNS映えする写真を発信しつづけられる会社はそんなに多くない

SNSでバズを狙っておしゃれな画像や面白い動画を作り続けるのは、正直かなり難しいと思います。また、140字という限られた文字数で企業の魅力を伝えるのは非常に難易度が高く、運の要素も強くなります。そのため、SNSだけに頼るのではなく、より持続的で計画的な情報発信を行う必要があります。

SNSを見た人は最終的に企業サイトを見る

SNSで一時的に注目を集めることができても、詳細な情報を求めるユーザーは最終的に企業の公式サイトを訪れます。
しかし、訪れた企業サイトが3年前の情報で止まっていると、信頼性を失う可能性があります。
例えば、最新の製品情報やサービスの更新がない場合、ユーザーはその企業が現状でもビジネスを続けているのか、またはその企業が時代の変化に対応しているのか疑問に思うでしょう。
さらに、古い情報しか載っていないサイトは、企業の技術力やマーケティング能力についても疑念を抱かせる可能性があります。これは特に競争が激しい業界においては致命的です。最新の情報を提供し続けることで、ユーザーに対して企業の活力や信頼性をアピールすることができます。
SNSはその後の補完的なツールとして活用しましょう。

ブログは企業の情報発信に最適

ブログは文字数の制限がなく、SNSのように「映え」を気にする必要もないので、詳細で有益な情報を自由に発信できます。これにより、企業の専門知識やサービスの魅力をしっかりと伝えることができます。
また、ブログ記事はSEO対策としてもとても効果的です。適切なキーワードを使い、質の高いコンテンツを提供することで、検索エンジンからのオーガニックトラフィックが増えます。その結果、企業のサイトへのアクセスが増え、信頼性もアップします。ブログは、企業が自分たちの価値をしっかりと伝え、お客さんとの関係を深めるための強力なツールです。

文才がなくてもブログは書ける

とはいえ、いきなり白紙の状態から文章を書くのは難しく、不安に感じるかもしれません。安心してください。現代にはChatGPTという強力なツールがあります。考えるべきはプロット(見出し群)だけで、文章の叩き台は瞬時に作成できます。(本当に一瞬で作ってくれます。すごい…)

GPTsで利用して、プロットを入力するだけで文章を生成してくれる「WEBライター」を作成できた。コンフィグで自分好みの文章を書くライターにチューニングもできる。

さらに、ブログのサムネイル画像もそれっぽいものを簡単に作ってくれます。

ブログ記事のURLを伝えるだけで、その文章に沿ったサムネイル画像を生成できるGPTsができた

もちろん、最終的な文章のチェックや校正は必須です。
主導権はAIではなく自分であることが重要です。
このようなツールを活用すれば、ブログ執筆のハードルは大幅に下がります。

ネタが思いつかない問題を解決する方法

ブログのネタが思いつかない場合でも、ラッコキーワードなどのリサーチツールを使えば解決できます。メインキーワードに対して、検索されている関連キーワードを洗い出し、リスト化することが可能です。

「パウンドケーキ」でサーチした結果。このキーワードに対して、実際に世間がどのような2次キーワードで、どれくらいの数(月間)検索をされているかが分かる。

これにより、ブログのネタが自然と見つかります。また、業界のトレンドを把握し、需要のあるキーワードから逆算してブログを書くことで、効果的な情報発信ができます。まずは弱いキーワードからアクセスを獲得し、徐々に強いキーワードを攻めていくプランを立てる。といったことも可能です。

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